顧客の心を掴むことは、マーケティングにおいて非常に重要ですが、
人が物を買う時に、基準にしているものを知っていますか? 商品には顧客の心の中には階段が存在します。それぞれの段上には、ブランド名が乗っかってます。
例えば「コーラ」であれば、
- 最上段「コカ・コーラ」
- 二段目「ペプシ」
- 三段目「ロイヤルクラウンコーラ」
例えば「マヨネーズ」であれば、
- 最上段「キューピーマヨネーズ」
- 二段目「ケンコーマヨネーズ」
- 三段目「味の素」
商品ごとに存在するこの階段の、『あなたはどの段にいるのか?』『顧客の心の中に入ったのは、何番目だったのか?』きちんと把握することで、1番になる可能性が少ないのであれば、撤退するもしくは、小さく進め1番になれる分野に投資する。もし味の素が「私達はマヨネーズ市場の中の1番になります。」と言っても、ほとんどの人は、「マヨネーズと言ったらキューピーだ!」と思っているので、この言葉には首を傾げてしまうでしょう。
マーケティングとは、「人の心の中にいかに入るか」
「このブランドが一番に違いない。」「『トップブランド』なんだから・・・。」
と信じています。いくつもある階段も長い時をかけ、いずれ大きな2つの段に変化し、1番を抜くことはまずないです。先ほど例に出した「コーラ」もブランド名を思い浮かべた時に、3位のロイヤルクラウンコーラの名前が出てきたでしょうか?
ほとんどの人はペプシまでしかパッと頭に浮かんでこないでしょう。No,2までは覚えているかもしれませんが、1位とは圧倒的な差がでます。あなたがその市場の段にも登れていない状態なのであれば、
隙間を見つけ、新しいカテゴリーを作る
上位の階段にいるブランドには”ない物”を作る。
【独自性】と【差別化】をするんです。NO,1のマネをしNo,2になろうとする考えが多いですが、それは逆で、No,2には「差別化」がキーワードなんです。細分化した中の隙間のカテゴリーでも良い。視点をずらし、1番になれるところを見つけること。それが1番の法則です。